1 3月

「花の彩り」

季節ごとに咲く花の彩りに心がゆるやかな癒しを覚える人がいる。心が閉じられ、すべてが無色となる世界に生きる人もいる。私はデリケートな花の心とその存在にいざなわれ、自然体へと向かいたい。健気で短命な花の花粉を採集する蜜蜂の群れのたくましさに心がおどる。
『花の命はみじかくて…』と言う一節がある。人間の寿命がのびたと言われるが、花のように心に彩りある人生でありたいと願う私が自然に帰ることを祈る。自然が次世代につがれていく。…大切に、大切にしたい。